2014年7月8日火曜日

2014年6月【鹿児島温泉ニュース】

霧島市の小学校で温泉ソムリエが浴育授業(2014/06/30 KYT鹿児島読売テレビ)

霧島といえば全国でも有名な温泉地だが、霧島市の小学校では、子どもたちに温泉の魅力をもっと知ってもらおうと温泉ソムリエによる授業が行われた。


料理、もてなし 指宿に「日本一」の宿次々(2014/06/30 南日本新聞)

 指宿市のホテル・温泉4軒が、観光客らを対象にしたさまざまな調査で「日本一」に選ばれている。市を訪れた観光客数は3年連続で増加。ウェブサイトのPR方法や地産地消の料理など日々の努力やもてなしが好調を維持する要因となっている。


“川温泉”復活を 15日、さつま町で足湯体験(2014/06/11 南日本新聞)

 さつま町の旅館経営者らでつくる「宮之城温泉通り会」(久保田仁会長)は、川内川河川敷に足湯を作り、観光客が楽しめる“川温泉”の復活を目指している。15日には足湯を完成させる体験イベントを開く計画。「街を一緒にプロデュースしてほしい」と参加者を募集している。
 足湯の予定地は同町湯田の河川敷で縦約10メートル、横約20メートル。湯が湧き出る場所が1カ所あり、周辺の自然石をつたい川へ流れている。アルカリ性単純イオン泉と見られ約46度。
 イベントは午前9時から。砂や石を運び湯船を10カ所ほど作る。バーベキュー懇親会や試食、温泉入浴など。1000円。町役場商工観光課=0996(53)1111、ファクス=同(53)0007=へ12日までに申し込む。



2014年5月【鹿児島温泉ニュース】

焼酎たる看板お目見え 市比野温泉街(2014/05/18 南日本新聞)

 薩摩川内市樋脇町市比野の県道沿いなど3カ所に、温泉街の入り口を知らせる、たる製看板がお目見えした。地元のゴルフ愛好クラブ「つくし友の会」が、18日に開く150回目のコンペを記念して費用を負担し、市比野温泉地域活性化協議会メンバーとともに設置。「街に立ち寄るきっかけになってくれれば」と期待を寄せる。たるは田苑酒造(同市)が無料提供した。


自然、料理、温泉 マラニックで霧島満喫(2014/05/17 南日本新聞)

 ピクニック気分で景色や会話を楽しみながら、長い道のりをゆっくりと走る「マラニック」が、霧島市で開催されている。観光名所や自然の中を集団で駆け回り、地元の料理を食べ、最後は温泉に入る。フェイスブックなどで関心を集めており、同市の男性が月2回のペースで続けている。
 マラニックは、マラソンとピクニックを合わせた造語。東京でランニング雑誌の編集委員を務める最勝寺久和さん(54)が昨年春、同市溝辺に帰省後、ほぼ毎月開催している。 開催日などの問い合わせは、最勝寺さん=090(8847)1751。


「地域の交流の場に」 障害者ら温泉を運営(2014/05/17 南日本新聞)

 鹿児島市の社会福祉法人「麦の芽福祉会」のグループが所有する吉野温泉(同市下田町)の運営を、障害者らが担うことになった。「地域の一員として働き、地域に役立ちたい」との声に応えた。脱衣所にギャラリースペースを設けるなど装いも新たに16日オープンし、セレモニーが行われた。
 温泉を通じた住民との交流で理解し合う場をつくり、福祉のまちづくりを実現するのが目的。同会の作業所で働く障害者らから「いろいろな人と知り合いになりたい」「背中を流す手伝いをしたい」といった声が上がり、企画を進めていた。


水曜日は“幸齢者”の日 伊佐で交流講座(2014/05/11 南日本新聞)

 伊佐市大口木ノ氏の「大口温泉高熊荘」を地域の拠点にしようと、市の牛尾校区コミュニティ協議会(入木田常美会長)は毎月第1水曜日に校区の高齢者を対象とした「たかくま元気教室」を開いている。閉鎖が一時取りざたされた温泉施設に“幸齢者”のにぎやかな笑い声が響き渡る。
 西南戦争の激戦地・高熊山の麓にある高熊荘は1986(昭和61)年、高齢者福祉施設として開業。旧大口市唯一の温泉施設で、市内外から年間3万人以上が利用していた。2012年ごろから温泉の配管がつぶれてポンプの性能が不安定になり、いったんは今春の閉鎖が決まった。
 しかし、校区公民館のない牛尾校区コミュ協が高熊荘の活用を検討。4月に市から管理業務を受託、引き続き営業することになった。校区の「いきいき健康教室」は前年度まで五つの自治公民館で開いていたが、参加者は平均4~5人と少なかった。そこで高熊荘にある約40畳の和室に会場を集約して開くことを決めた。多くの高齢者が一堂に集まることで、横のつながりの深まりが期待される。

2014年5月3日土曜日

2014年4月【鹿児島温泉ニュース】

大崎町の食と遊び楽しんで9施設でスタンプラリー(2014/04/29 南日本新聞)

大崎町の国道448号周辺のくにの松原キャンプ場やあすぱる大崎など9施設11カ所で、スタンプラリーが行われている。沿線2キロに点在する食や温泉、遊びという地域資源を連動させ、ゴールデンウイーク期間中の集客力を高めるのが狙い。
昨年に続き2回目。行政に頼らず民間の力だけで運営する。5月6日までにスタンプを5個集めると、あすぱる大崎に隣接する観光案内所でマンゴーや桑の実ジャムが当たる抽選会に参加できる。
新平酒造の蔵見学(要予約)、諸木農園の桑の実狩り、安田農園ふれあい市場の買い物、手作りギャラリー「夢工房 龍宮」の飲食・商品購入などでもスタンプがもらえる。

予約、問い合わせはおおさき観光案内所=099(477)2400。


霧島温泉コンシェルジュ育成へ観光関係者ら、えびの高原を散策(2014/04/27 南日本新聞)

霧島地区のホテルや観光関係者約50人がえびの市のえびの高原を歩き、霧島山の紹介方法を学んだ。火山や自然の専門家から季節の見どころを聞き、ゴールデンウイークの繁忙期を前に、各施設の案内を充実させた。
県観光連盟が企画した「霧島温泉コンシェルジュ研修会」で、17日あった。霧島発の周遊ルート作りに生かし、連泊やリピーター獲得につなげる。

参加者はえびのエコミュージアムセンターを見学した後、約2時間かけて池めぐりコースを散策。鹿児島大学の井村隆介准教授(50)は連山を見渡す地に立ち、「水が集まるような地形になっており、熱が加わると、温泉になる。観光客に紹介する種を増やして」と教えた。自然公園財団えびの支部の柳田蓉子さん(30)はピークを迎えたキリシマミズキやシロモジの花を紹介した。


増税で銭湯「苦闘」鹿児島県内料金据え置き、経費は増大(2014/ 04/13 南日本新聞)

鹿児島県内の多くの公衆浴場が加盟する県公衆浴場業生活衛生同業組合は、1日の消費税引き上げ後も、入浴料の上限を390円に据え置いている。「入浴客離れにつながる」との苦渋の決断だが、消費税上げに伴う光熱費などの経費はかさみ、円安による重油高騰も重くのしかかる。業者からは「経営が一段と厳しくなった」との悲鳴が聞かれる。
組合は2012年10月、大人360円だった入浴料の上限額を、390円に引き上げた。入浴客の減少と燃料高騰が理由。当時としては6年ぶりのアップだった。入浴料値上げを決めた直後、国が消費税率の引き上げを決定。増税分を入浴料に織り込めなかった。
田中秀文理事長(79)は「一昨年前に入浴料を引き上げた経緯もあり、今回は値上げを見送った。10%増税のときにあらためて検討する」としている。

2014年4月1日火曜日

2014年3月【鹿児島温泉ニュース】

バイナリー発電を年内にも事業化 牧園の前田産業、県内唯一(2014/03/28 南日本新聞)

公衆浴場などを営む前田産業は、年内をめどに霧島市牧園の本社敷地内で地熱発電の一種、バイナリー発電事業を始める。鹿児島県エネルギー政策課によると、現時点でバイナリー発電を事業として展開している県内企業はないという。
バイナリー発電は、100度未満の温泉水などを利用し、水より沸点が低い液体を加熱・蒸発させてタービンを回す方式。
同社は20キロワットの発電出力があるIHI(東京)の小型バイナリー発電装置を2台導入。発電した電力は電力会社に売電する予定で、年間売電量は約25万キロワット時を見込む。

2014年3月1日土曜日

2014年2月【鹿児島温泉ニュース】

福島のフラガール2人が鹿児島南高を訪問(2014/02/21 南日本新聞)

東日本大震災で壊滅的な被害を受け復興した、福島県いわき市の温泉レジャー施設「スパリゾートハワイアンズ」のフラガール2人が21日、鹿児島市の鹿児島南高校を訪問した。同校が昨年、福島への修学旅行を再開したことへの感謝を込めてダンスを披露。参加した生徒らに手ほどきをしたり、震災時の体験を語ったりして交流を深めた。
訪れたのは24歳の双子ダンサー、渡辺愛さんと舞さん。同施設は震災で休館を余儀なくされたが、2011年10月に営業を再開した。2人は九州地区を対象にした修学旅行誘致キャラバンとして回っている。
同校は11、12年度、福島県への修学旅行を中断していたが、昨年12月に再開した。
愛さんらは福島への思いを込めたダンス「アイナふくしま」を踊った後、生徒たちに月やヤシの木を表す手の動きを指導。初めは恥ずかしそうにしていた生徒も、最後は2人に合わせて初々しいダンスを見せた。

2014年1月【鹿児島温泉ニュース】

いちき串木野で2日、ポンカン祭り(2014/01/31 南日本新聞)
「いちき串木野ポンカン祭り」が2日、いちき串木野市大里の特産品販売所「季楽館」で午前9時~午後3時に開かれる。
地元産のポンカンやデコポンをはじめ、市内企業が手がけたポンカンを使った菓子や酒、カレー、さつま揚げなど加工品を販売する。一部は無料で振る舞うほか、中学生以下を対象にポンカン餅つき大会(おみやげ付き1人100円)もある。

当日は関連イベントとして、市役所市来庁舎近くの「吹上浜荘」「いちきふれいあい温泉センター」で、ポンカン湯も楽しめる。


姶良・重富温泉に交流ギャラリー開設(2014/01/26 南日本新聞)

姶良市平松の重富温泉にギャラリーができた。温泉は人が集まる場所。湯上がりにゆっくりお茶を飲んで会話したり、手作りの趣味に励む人々が作品を発表したりする空間をと願い開設した。入浴客の憩いの時間が増え、交流の輪が広がりそうだ。
山小屋を模した建物は吹き抜けの2階建てで約70平方メートル。壁はいろいろなアートや手作り作品を想定して落ち着いた木目模様で統一したほか、木工が得意の豊さんが箱庭やすだれ風の飾り付けをして雰囲気づくりをした。
入浴後に茶話会ができるようキッチンを備えており、入浴客に限らず個別の会議や集いにも開放する。屋外にはウッドデッキを設け、催しの際にステージにしたり、フリーマーケットに活用したりする。「街の新たな交流拠点になれば」とミネ子さん。ギャラリーは貸し出す。

2014年1月7日火曜日

2013年12月【鹿児島温泉ニュース】

ボンタン湯 大玉プカプカ 阿久根市・グランビューあくね(2013/12/27 南日本新聞)

阿久根市波留のホテル「グランビューあくね」の温泉で、特産のボンタンを浮かべるサービスが行われている。阿久根の冬の風物詩で、立ち上る湯気の中、プカプカ漂う大玉が爽やかな香りを放つ。
海を挟み長島の風車群を眺められる露店風呂と内風呂に、20日からボンタンを十数個ずつ入れた。小雨交じりの強風が吹いた27日も、市民らが続々と訪れ、冷えた体を温めた。
同市鶴見町の西園義数さん(80)と訪れた孫の中学1年、慶悟君(12)=東京都港区=は「阿久根に来たらよく温泉に入る。露天風呂で自然の大きさとボンタンのいい香りを感じた」と話した。ボンタン湯は2月にかけて続く。



ユズ1万個、さわやかな香り さつま町湯田区営温泉で冬至にゆず湯(2013/12/22 南日本新聞)

冬至の22日、さつま町の湯田区営温泉で「ゆず湯」のサービスが始まった。今年はユズ約1万個が用意され、入浴客らはユズに埋もれるようにお湯につかり、さわやかな香りを楽しんだ。23日まで。
ユズは、管理人の得永明弘さん(60)が町内を回ったり、お客さんから分けてもらったりしている。今年はたくさん集まったため、「家でもユズ湯を楽しんで」と一人3個まで無料で配った。
湯船は大量のユズで黄色一色。入浴客は実を押し分けるようにして湯船に入り、「こんなにいっぱいユズが入ったお湯は初めて」と喜んだ。自分の頭ほどの大きさのユズに、はしゃぐ子どもの姿も見られた。



「あこがれ温泉」ランキング 指宿、前年5位から4位にアップ(2013/12/16 南日本新聞)

リクルートライフスタイル(東京)が発表した人気温泉地のランキングによると、「まだ行ったことはないが、一度は行ってみたいあこがれ温泉地」部門で、指宿が前年の5位から4位にランクアップした。一方、前年18位の霧島は21位に順位を下げた。
「もう一度行ってみたい温泉地」部門でも、指宿は前年8位から7位、霧島は前年14位から16位になった。同社広報は「東日本大震災から2年以上が経ち、一時の“西高東低”人気の揺り戻しが全国的に見られる。その中で指宿は九州新幹線の全線開業効果が持続しているのでは」と分析している。
最近1年間に訪問した温泉地の満足度部門では、霧島が93.5%で5位、指宿は92.0で12位だった。
調査は9、10の両月、「じゃらんnet」の会員ら約5000人にインターネット上でアンケートを実施した。



「一度は行ってみたい温泉」の4位は指宿(2013/12/14 南日本新聞)

リクルートライフスタイル(東京)が発表した人気温泉地のランキングによると、「まだ行ったことはないが、一度は行ってみたいあこがれ温泉地」部門で、指宿が前年の5位から4位にランクアップした。一方、前年18位の霧島は21位に順位を下げた。
「もう一度行ってみたい温泉地」部門でも、指宿は前年8位から7位、霧島は前年14位から16位になった。同社広報は「東日本大震災から2年以上が経ち、一時の“西高東低”人気の揺り戻しが全国的に見られる。その中で指宿は九州新幹線の全線開業効果が持続しているのでは」と分析している。



鹿児島県観光連盟が「いち押し温泉」キャンペーン(2013/12/07 南日本新聞)

鹿児島県観光連盟(池畑憲一会長)は5日、県民から「いち押しの温泉」の公募を始めた。応募はがき付きのチラシ4万枚を作成し、県内の宿泊施設や道の駅などに置く。源泉数全国2位の県内の温泉の魅力を再評価し、アピールする。
「桜島を眺望する温泉」「山や森に囲まれた温泉」などのテーマに沿った温泉や周辺情報を書いて応募すると、抽選で100人に県内の特産品が当たる。県観光連盟のサイトでも受け付ける。2014年2月28日締め切り。



垂水市民とよしもと芸人、海潟温泉でCM撮影 沖縄映画祭目指す(2013/12/06 南日本新聞)

地域の魅力を発信する地元CM撮影が11月下旬、垂水市であり、「鹿児島県住みます芸人」のビューティーメーカーと地元住民が熱演した。CMは、2014年1月下旬にインターネット上に公開、全国の参加作品の中からネット投票で上位に選ばれると3月の「沖縄国際映画祭」で上映される。
同映画祭の実行委員会に入っている、よしもとクリエイティブ・エージェンシーの事業。「食文化」をテーマにアイデアの募集があり、市民団体「海潟温泉再生会」リーダーの和田将史さん(35)が応募した。県内12点から「地元愛が強く感じられた」との理由で、県代表に選ばれた。
撮影は11月26日と28日あり、同会メンバーでアニメーターの経歴を持つ同市職員、村山滋さん(44)が撮影を担当した。28日は温泉宿泊施設「海潟温泉江洋館」で行われた。