2012年1月27日金曜日

温泉地対決は指宿リード!


いぶたまで指宿リード JR対決企画中間発表

JR九州鹿児島支社は26日、展開中の対決型観光キャンペーン「霧島VS指宿★冬」の中間まとめを発表した。両観光地への鉄道を使った旅行商品の利用者数を比べたところ、指宿が861人、霧島が613人だった。昨年11月22日~今年2月29日までの100日間の対象期間中、1月10日までの50日間を集計した。指宿は、観光特急「指宿のたまて箱(いぶたま)」とバスがセットになった商品で人数を稼いだ。「駅長おすすめのゆ」など温泉関連の商品は、霧島への利用が多かった。

2012/01/26【南日本新聞】

指宿がリード・・・「いぶたま」効果、4年前の『篤姫特需』(管理人の造語です)を上回る観光客の増加。導線が整備され、乗り換えの利便性もあり指宿に訪問される方が多いようです。

しかし、反面サービスの低下が顕著となっているようでクレームも多いとか・・・。

これには正直驚いたというのが本音です・・・。

霧島は新燃岳噴火から1年が経過し、観光客も回復基調にあるようです。2011年「温泉地満足度」1位になり全国的にも注目される霧島の今後の巻き返しに期待です。

さて・・・

県外、海外からのお客様を迎える鹿児島県民。

『おもてなしの心』に県民は相当自信をもっているようなんですが他県の観光客のそうは思っていないようですなんて記事を読んだことがあります・・・。

つまり「ナットラン」ということなんですね・・・。(本気っすか?)

管理人は鹿児島県民の『ホスピタリティ』は日本一と思っていた一人ですが

まこと持って残念でなりません(-_-;)


『おもてなしの心』は確実にリピーターの確保につながっていくと思います。

今後、鹿児島では『おもてなしの心強化』につながる実習なども行われるようです。

霧島、指宿で「おもてなしセミナー」、鹿児島市内で「タクシー乗務員研修」を実施するとか。

温かく観光客を迎える体制づくり、心のこもったサービス。

観光立県かごしまの在り方が問われる一年になりそうです。

鹿児島温泉観光課六三四城:http://www.kagoshimaonsen.jp/
管理人:六三四

管理人は昨年、霧島に30回以上訪問


新燃岳噴火1年 霧島市で800人が避難訓練

鹿児島、宮崎県境の新燃岳(しんもえだけ)が約300年ぶりにマグマの噴出を伴う爆発的噴火をして1年を迎えた26日、鹿児島県霧島市の牧園、霧島両地区で新たな噴火に備えた市主催の避難訓練があった。県警や自衛隊、気象台、病院、小中学校などの23機関・団体から約800人が参加し、情報の伝達や避難の手順を確認した。
訓練は、前日の夕方から新燃岳直下を震源とする火山性地震が多発し、未明には爆発的噴火が続けて発生、噴火警戒レベルが5(避難)になり、温泉街を一部含む火口5キロ圏内に避難勧告が出たとの想定で実施した。県警のヘリや消防車が避難を呼び掛け、警察官や消防署員は民家や別荘を訪ね、退去済みの家に「避難済」と記した紙を貼って回った。残っていた住民は自衛隊が圏外に連れ出した。
市によると、5キロ圏内には86世帯146人が暮らし、ホテルや旅館が10ある。宿泊施設や小中学校、病院の人も避難所や駅に自主的に移動した。
噴火から1年がたち、各機関は避難マニュアルなどを整備している。市は噴火警戒レベルに応じた計画を策定し、市教委も帰宅困難な児童、生徒を保護する態勢を定めて市内11の小・中学校に通知。病院や福祉施設も患者や入所者の受け入れ先や移動手段を決め、宿泊施設も利用者の退避や誘導の手順をマニュアル化しているという。
霧島市安心安全課の宇都克枝危機管理官は「温泉地で別荘も多く、人の有無の把握が難しい。訓練を通じて検証し、不備があれば改善したい」と話した。


2012/01/26【 西日本新聞】


一年経ったみたいですね。

と言っても管理人は特に実感がないというのが正直な感想です。


昨年の霧島訪問は30回以上・・・例年と変わらず・・・。

つまり管理人には何の影響も感じられなかったんですね。

『昨年も例年同様の霧島だった』


という事です。ハイ(-_-;)

風評恐ろしいっすね・・・。

鹿児島温泉観光課六三四城:http://www.kagoshimaonsen.jp/
管理人:六三四

2012年1月13日金曜日

温泉観光士in霧島


日本温泉地域学会主催の「温泉観光士養成講座in霧島」を次のプログラムの要領で開催します。希望者は日本温泉地域学会事務局へ葉書で平成24年1月25日(必着)までに申込み、受講料8,000円を学会郵便振替口座に払い込んでください。
平成24年1月6日 日本温泉地域学会事務局

温泉観光士養成講座in霧島
主催  日本温泉地域学会
 温泉観光士養成講座開催実行委員会 

講座開講の趣旨と講座内容

①趣旨:日本温泉地域学会は、天与の恵みである温泉資源を保全し、その適正利用を図る中で全国の温泉地がそれぞれに個性豊かで持続可能な温泉地域社会を形成し、多くの人々の観光や保養に活かすことが大切であると考え、平成15年5月に草津温泉で設立されました。この講座は学会員の専門家による講師陣のもとに、大学レベルの内容を平易に講義していただき、受講者が温泉学の総合的学習を踏まえて温泉の本質を理解し、観光・保養温泉地域の発展・活性化に寄与する実践力を身につけることを意図しています。

②受講者:18歳以上の方であれば、どなたでも参加できます。

③受講料:1名8,000円(講義資料・参考書・認定証代などを含みます)。宿泊費・交通費などは各自負担です。宿泊については、下記の問い合わせ先で宿を紹介します。

④開催日と会場:平成24年2月9日(木)~11日(土)の2日半。霧島国際音楽ホール(みやまコンセール) 
鹿児島県霧島市牧園町高千穂3311-29
電話:0995-78-8000
空港から霧島行バス(毎時40分発)で柳平下車、徒歩約5分

⑤資格認定:2月10日の最終時間に試験をします。出席状況や試験結果、翌日の野外実習参加を踏まえて、合格者には日本温泉地域学会認定の「温泉観光士」の証書を授与します。

⑥講座プログラム

2月9日(木)
・温泉地学(温泉とは・湧出機構・保護と利用)
・温泉化学(温泉成分・温泉分析・温泉管理)
・温泉法学(温泉法・温泉行政・温泉権)
・温泉生物学(温泉微生物・レジオネラ属菌)
・温泉工学(温泉掘削・集中管理・浴槽)


2月10日(金)
・温泉観光学(日本温泉地の発達と活性化)
・温泉文化論(温泉文化史・温泉地域資産)
・温泉医学(温泉療養・入浴法・温泉と健康)
・鹿児島の温泉と歴史
・霧島温泉郷の現状と課題
・試験

2月11日(土)
・温泉学野外実習
・修了式

⑦申込方法と申込先:受講希望者は下記宛てに、葉書で氏名・性別・年齢・職業・住所・電話番号を明記の上、平成24年1月25日(必着)までに申込むと同時に、受講料を下記郵便口座に振込んでください。受講料納入をもって受付とします。

申込先:〒299-2862 鴨川市太海1717 城西国際大学山村研究室 日本温泉地域学会
受講料振込み先:受講料8000円
郵便振替 口座番号:00190-6-462149
加入者名:日本温泉地域学会

⑧問い合わせ
日本温泉地域学会事務局 yamamura@jiu.ac.jp
現地問い合わせ:妙見温泉振興会長 只野公康  電話:0995-77-2816、0995-77-2877


管理人も昨年熱海にて受講いたしました「温泉観光士」。

膨大なカリキュラムでかなりハードな内容です。

どの講義も非常に有用なものばかりですので

この機会に是非受講されてみてはいかがでしょうか?

特に温泉文化論を担当される石川理夫先生の講義は惹きつけられます!

鹿児島温泉観光課六三四城:http://www.kagoshimaonsen.jp/
管理人:六三四

2012年1月4日水曜日

温泉deエコ

余った蒸気で発電-霧島国際ホテル
霧島市牧園町高千穂の霧島国際ホテルでは、地下から噴出する温泉の蒸気を利用した地熱発電を84年から取り入れている。余った蒸気を使うので、泉質に影響を与える心配はなく、温室効果ガスを排出しない。「日本有数の温泉地・霧島だからこそできる究極のクリーンエネルギー」と同ホテルの大生(おおばえ)博孝施設課長は胸を張る。

霧島国際ホテル露天風呂
同ホテルの温泉は、地下400~250メートルの三つの温泉源から約140度の蒸気の状態で噴出。浴用のために約40度まで冷ましている。余った蒸気は通常、大気に放出するが、同ホテルでは暖房や給湯に利用し、さらに余った蒸気の勢いでタービンを回し発電する設備を設置した。

出力は100キロワット。一般家庭20~50軒分の使用電力に相当し、同ホテルの4分の1の電力を供給している。蒸気利用により、二酸化炭素は約60%削減されているという。

メリットは光熱費などの削減だけにとどまらない。24時間、安定した電力供給が可能な自家発電なので、停電時でも最低限の電力は賄える。また近年の環境意識の高まりで県外からの見学者が年々増加しており、ついでの宿泊や食事など、営業面でも貢献しているという。

10年10月、約7000万円をかけて設備を全面的に入れかえた。竹下卓・取締役営業部長は「決して安い額ではないが、ホテルにとってはなくてはならない存在」と強調する。今回の設備費用は6~7年で回収できる見込みという。

県によると、県内の地熱発電所は九電が所有する大霧発電所(霧島市)、山川発電所(指宿市)があるが、同ホテルが持つような小規模の発電所は他にはない。高い初期費用や、泉質への影響を懸念し普及が進まないという。

竹下部長は「当初はここだけの特色を出そうと思ってできた設備だったが、この発電所をみて『うちもやってみよう』と普及が進んでくれたらうれしいですね」。【黒澤敬太郎】

2012/01/01【毎日新聞】

まさに『先見の明』といった感がある。

確かにイニシャルコストと泉質への影響を考えると躊躇してしまうかもしれない。

昨今のエコ意識から設備見学者の増加・・・

結果的に営業面でのプラスになった事は嬉しい誤算だったのではなかろうか?


「一方はこれで十分だと考えるが、もう一方はまだ足りないかもしれないと考える。
そうしたいわば紙一枚の差が、大きな成果の違いを生む。」

松下幸之助の言葉を思い出した記事だった。

鹿児島温泉観光課六三四城:http://www.kagoshimaonsen.jp/
管理人:六三四