2013年11月23日土曜日

2013年11月【鹿児島温泉ニュース】

紫尾小児童、温泉楽しみながら「浴育」(2013/11/27 南日本新聞)

さつま町の紫尾温泉区営浴場で27日、地元の紫尾小学校児童を対象に「足湯浴育セミナー」があった。みんなで並んで足湯を楽しみながら、温泉の専門家から入浴法やマメ知識を学んだ。
鹿児島市の温泉ソムリエアンバサダー六三四(むさし)さんが泉質など解説。「アルカリ性単純硫黄泉でお肌ツルツル、白くなる美人の湯です」との説明に、児童だけでなく引率の先生も真剣に聴き入った。 足湯では「次に入る人がぬれないよう、足拭きタオルを持つ」といったマナーも学習。2年の舟倉幸さんは「温泉の事がいろいろ分かった。ばあちゃんと来たとき、今度は私が教えます」。



降灰集めがスポーツに 垂水市海潟で児童ら奮戦(2013/11/20 南日本新聞)

桜島の降灰除去をスポーツに-。集めた灰の量を競う「第1回スポ灰」が17日、垂水市海潟の海潟漁港周辺で開かれた。垂水小児童と保護者ら約30人が参加し、“灰テンション”でユニークな競技に奮戦していた。
同市の市民団体「海潟温泉再生会」が主催。リーダーの和田将史さん(35)によると、最近の降灰増加で宿泊客が減ったとの声を聞き、灰集めで遊べないかと考案。降灰除去は重労働という、イメージを変えたいとの思いもあったという。
ルールは、5人の児童と保護者で1チームを作り、50分間に多くの灰を集めたチームの勝ち。ほうきとちりとり、スコップを手にした4チームは、積もった灰を懸命に集め、降灰袋約100袋分にのぼった。


霧島・指宿が共同で観光キャンペーン テーマは「健康・美容」(2013/11/08 南日本新聞)

森林浴を楽しむなら霧島、海辺を堪能するなら指宿-。鹿児島を代表する観光地の霧島市と指宿市が来年3月末まで共同で観光キャンペーンを行う。健康・美容をテーマに県内外からの誘客を図る。
広域観光交流推進事業の一環で総事業費は500万円。3万部作成したA4判冊子では、トレッキング、九州オルレ(韓国発祥のウオーキングコース)、温泉など共通のキーワードを基に観光を提案。霧島連山、開聞岳の魅力のほか、効能と風情を楽しむ霧島の温泉、世界でも貴重な指宿砂むし温泉などをPRする。食、土産、観光地の案内もある。
過去に対決などしてきた“ライバル”同士が手を組み、鹿児島の魅力を発信し、連泊などにつなげる。冊子は県内外のスポーツ店などに置いてある。九州オルレの地図を詳細に記した、折りたたみ式マップも1万部作成した。
霧島市観光課=0995(45)5111。指宿市観光課=0993(22)2111。

2013年10月【鹿児島温泉ニュース】

鹿児島市が観光動向調査 「また来たい」97% 自然、温泉、食で高評価(2013/10/30 南日本新聞)

九州新幹線全線開業後の観光動向を鹿児島市がまとめた2012年度調査で、同市を訪れた観光客の約97%が再訪問を考えていることが分かった。旅行の満足度も自然・景観をはじめ、温泉や食事が高評価を得た。
12年5月~13年1月に、鹿児島中央駅前や桜島の湯之平展望所、城山展望台など5カ所で延べ1万6900人に聞き取り調査した。比較のため、ほぼ同内容で05、09年度も調査している。
12年度調査によると、回答者は県内を除く九州・沖縄が約3割で、関東、関西からがそれぞれ約2割だった。
来訪の目的は、観光・レジャーが82.1%を占めた。動機は「自然」33.2%、「新幹線全線開業を機に」が22.6%、「来たことがなかったから」は18.3%。再訪問の意向は「また来たい」81.0%(同1.3ポイント減)、「何度も」16.8%(同2.4ポイント増)だった。
満足度では、自然・景観、温泉、焼酎や黒豚などの食事、おもてなしの分野で、7割以上が「大変満足した」と答えた。


ゆったり渋抜き「あおし柿」 さつま町紫尾温泉(2013/10/25 南日本新聞)

さつま町紫尾の紫尾温泉で、秋の風物詩の柿の渋抜きが本番を迎えた。軒先に設けられた柿専用浴槽には柿入り袋がずらりと並び、入浴客らがのぞき込む姿が見られる。11月末まで続く。
渋柿を40度前後の紫尾温泉の湯に一晩ゆっくりつけると、渋が抜けて甘くなる。何十年も前から行われ、「あおし柿」の名で親しまれている。
管理人の上之原純夫さん(61)によると、品種によって渋抜きの時間は違うが平均13時間つけるという。25日は約300キロが持ち込まれ、次々と浴槽へ入れられた。
あおし柿は温泉隣の売店や、隣接する紫尾神社で27日開かれる「紫尾温泉まつり」で販売される。


スタンプラリーで名所巡って 薩摩半島5市が観光でタッグ(2013/10/20 南日本新聞)

薩摩半島南西部の5市でつくる薩摩半島観光振興協議会は10月から、5市すべてのポイントを巡れば特産品が当たるスタンプラリーを始めた。2014年1月まで。
南九州、枕崎、南さつま、日置、いちき串木野の5市による初めての取り組み。事務局の日置市商工観光課によると、九州新幹線の全線開業効果を取り込むため、鉄道の2次アクセスが比較的悪い地域で協力するのが狙い。地元の人やレンタカーの観光客に巡ってほしいという。
スタンプ設置場所は計69カ所。知覧特攻平和会館、鑑真記念館といった見学施設のほか、特産品販売所や焼酎蔵、温泉施設など。専用のパンフレットに地図つきで紹介している。1市につき1カ所ずつを専用のはがきに押印して応募する。1人1口。抽選で25人に、5000~1万円相当の各地の特産品詰め合わせが当たる。

2013年9月【鹿児島温泉ニュース】

温泉、癒やし、グルメなど45種類 指宿市観光協会が体験型プラン(2013/09/30 南日本新聞)

指宿市観光協会は今秋、観光客らを対象に、自然体験や食を通じて住民らと交流する滞在型交流プログラム「きら★旅」を提供する。特に女性を意識し、遊び心満載のメニューをそろえた。同協会は「身も心もキラキラ輝き、元気になってほしい」と、体験を呼びかけている。
キーワードは温泉、海を舞台にした「いぶすき海洋浴」。癒やし、グルメ、物づくりなど8分野、45種類のメニューを準備した。10月11日~12月1日まで毎日、いずれかのプログラムを実施する。参加料は無料~6500円。開催5日前までに要予約。中村勝信会長(60)は「人の温かさ、資源など指宿の魅力がいっぱい。多くの感動があると思う」と話している。
プログラムの詳細はホームページ=http://kiratabi.jp/=で確認できる。同市観光協会=0993(24)3200。


名所やグルメ巡る無料周遊バス、来月発車 いちき串木野市(2013/09/07 南日本新聞)

いちき串木野市は10月から来年3月まで半年間、JR鹿児島中央駅・串木野駅発着の日帰りバスツアー「悠遊観光EATこ(いいとこ)バス」を実施する。月3~6便運行し運賃無料。名所散策や地元グルメの昼食、体験を楽しむ内容となる。新幹線の利用客や、同市を「魚以外の印象が乏しい」(市水産商工観光課)と感じている県民に魅力を体感してもらい、交流人口増加につなげる狙い。バスは、県補助金を活用して借り上げた専用車を使用する。「定番」「体験」「イベント参加型」の3コースあり、毎回異なるルートを巡る。10月5日の第1回は、薩摩藩英国留学生ゆかりの羽島地区を散策。海を一望する温泉施設で昼食と入浴を楽しんだ後、焼酎蔵を見学する。
ツアーを運営するいちき串木野総合観光案内所は「客の好みに合わせた企画も手がけ、いちき串木野のファンを獲得したい」としている。保険、食事代などは実費。問い合わせは同案内所=0996(32)5256。