2013年4月6日土曜日

2013年4月【鹿児島温泉ニュース】


温泉と水で温度差発電 牧園・野々湯温泉 (2013/04/02 南日本新聞)

霧島市牧園の野々湯温泉が、地熱の蒸気(約95度)や温泉のお湯(約40度)と、山からの湧水(約20度)との温度差を利用して発電する「温度差発電」を導入、電気料金が月2~3万円減るなど成果を上げつつある。
同温泉の電気料金は3年前まで月45万円ほどかかっていたが、片山譲二社長(73)が、友人で電気工学に詳しいイベント企画会社社長の前山孝仁さん(48)に料金削減の方法を相談。前山さんは、95度の蒸気と20度の山水の温度差を電気に変換できるペルチェ素子を使った発電装置を製作し、浴場への通路にあるスポットライト17基の電力を賄った。
さらに前山さんは昨年2月、40度の温泉のお湯と湧水でも発電可能な装置の開発に成功。現在は人間の体温と外気温の差を使った発電装置とソーラーパネルを併用したヘッドライトや、日なたと日影の温度差を活用できる装置も研究中だ。
同ヘッドライトは、今秋カヌーで日本一周に挑む鹿児島市の海洋冒険家中村力さん(61)も活用を予定。「自然エネルギーの究極の活用法」と期待する。

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