2011年8月31日水曜日

指宿観光60.9%増!って、すげっ。

新幹線効果くっきり 7月宿泊客、最高の伸び

鹿児島県は30日、7月の県観光動向調査の結果を発表した。それによると、調査対象66施設の宿泊客総数は22万6261人で、前年同月比は今の統計の2007年4月開始以来、最高の23・5%増となった。出発地別は中国地方(同155%増)や関西(同57・9%増)が大幅に増えた。県は、九州新幹線鹿児島ルート全線開通効果が夏休みを迎えて顕著に現れたと分析している。

出発地別は、県内を含む九州9万5486人(同18・8%増)▽関東3万8051人(同17・0%増)▽関西2万6918人▽中国1万410人▽四国2368人(同71・5%増)。関東は13カ月ぶりに増加した。

九州各県別も全県で増加した。特に長崎(同85・5%増)▽佐賀(同65・5%増)▽大分(同45・7%増)▽福岡(同26・6%増)など、北部九州が伸びた。

宿泊地別は、鹿児島地区9万7683人(同19・1%増)、霧島地区4万6583人(同21・8%増)、指宿地区4万6010人(同60・9%増)▽種子島・屋久島地区1万9295人(同8・6%増)▽奄美地区1万946人(同9・9%減)▽その他5744人(29・2%増)。

JR鹿児島中央-指宿間の観光特急「指宿のたまて箱」などの効果で指宿地区の伸びが著しく、1月の新燃岳の爆発的噴火で客足が遠のいていた霧島地区も回復傾向が軌道に乗った。一方、奄美地区だけは減少し、新幹線効果を遠い離島には波及できていない課題も浮き彫りになった。

県観光課は「口蹄(こうてい)疫で低迷した昨年夏の反動に加え、東日本大震災被災地の東北から旅行先を切り替えた客も多かったようだ。8月の実績や今後の予約状況からみても、年内は好調が続くだろう」と分析している。

2011年08月31日【西日本新聞】

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